ラノベ作家、TSして異世界へ往く~脱テンプレ、ありがちでない物語を突き進め~

タイトル

ラノベ作家、TSして異世界へ往く~脱テンプレ、ありがちでない物語を突き進め~

著者

斉藤タミヤ

掲載サイト

カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888897955

あらすじ

僕こと、斉藤タミヤはアマチュアではあるが、ラノベ作家だ。
作品を面白くするためなら、どんな高価な資料だって買うし、取材にだって行くし、労力だって惜しまない。
そんな創作に意欲を燃やす僕は今、魂を込めて執筆していた長編異世界ファンタジー「滅びゆく世界のキャタズノアール」を完結させ、新作の構想を練っていたのだが……。

そんな中、今朝から日本中で話題騒然となっている、原因不明の皆既日食現象が起きていた。
当然ながら、僕もまた創作者の端くれとして興味を惹かれ、新作のネタになるかもしれないと、天体望遠鏡を片手に車で飛び出していった。しかし……。

自宅から最も近い二上山に向かっている途中で体調に支障をきたしてしまった僕は、車を停車させる羽目になってしまう。
そして、異変はそんな時に起きた。

突如、黒く染まった太陽から振ってきた巨大な槍に愛車が貫かれてしまい、重傷を負った僕の意識は次第に薄れていくのだった。

目が覚めると、僕はどう見渡しても日本ではない、赤黒く大きな満月が夜空に輝く異世界にいた。
しかも肉体は自分のものではなく、自作小説のヒロインの一人であり、満月を見ると長い白髪になって人の生き血を求める女殺人鬼に姿を変えていたのだ。

湧き起こる悍ましい殺戮衝動を抑えようと必死に戦いながら、僕は異世界の地に一歩を踏み出していく。
果たして僕が日本から異世界に召喚された意味、理由とは何なのか?

これは僕が作家としての好奇心に胸を高鳴らせながら、謎に満ちたこの異世界を生き抜いていく冒険譚。
そしてこの異世界に暮らす人々を脅かす魔種との戦いを繰り広げる、戦闘浪漫なのだ。